すごくスヤーっと眠っていたんですが、ポタ…ポタ…と周期的な音。ピーンときましたね。水漏れだと。パッと目が覚めます。恐怖ですからね。そして暗闇の中、耳を澄まして犯人を探します。ポタ…ポタ…ポタ…
お前やー!
この棚の1番上の水槽だ!
(過去の写真)
こんなに綺麗だった水槽にいったい何が!
(現在の写真)
もわー!モワモワのコケがいっぱいになってストレーナー詰まっちゃってる〜!
色んな水草をこの水槽で育ててみて、やっぱアマゾンソードかなーと思って植えたのはいいんですが、丈夫な種だし余裕ぶっこいてたらこんなんなってました。
はてさて、原因はこのモワモワコケがストレーナを詰まらせたからでしたが、普通の外部フィルターや外掛けフィルターならストレーナーが詰まっても流量落ちるだけで水は漏れませんよね。この水槽が水漏れしてしまった原因はその構造にあります。
過去の記事でもこの水槽について触れていますので気になる方はそちらもどうぞ。このgifは水の流れをイメージしたものです。gifがバグって見れなかったらクリックしてね。矢印の動きで水が回ります。表からは見えませんが、この水槽の裏にはこういう配管があるというわけです。順調に稼動しているときの水位のイメージは下の図のようになります。
高いほうから低いほうへ流れるので、水位は常に排水側と同じになります。ちなみに電源を止めると下図のような感じ。
電源が止まっても水位が変わらないです。いいですねー安心ですね。こんな安心な構造ですが、もし排水部分のストレーナーがモヤモヤのコケで詰まったらどうなるでしょう。
図で言うとこの位置です。この位置が詰まってしまうと水は流れ込んではくるけど、排水できないで水槽の水位が徐々に上がってしまいます。
そして上がりに上がった水は、ついに水槽を越えて…
ドカーン!
こんなことになっちゃったわけです。恐ろしい。詳しい方なら気づかれたかと思いますが、これはオーバーフロー水槽に起こる事故と同じタイプの事故です。オーバーフロー水槽で同じような経験をされた方はいらっしゃるかもしれませんね。
とはいえお恥ずかしい話、これはこの水槽の重大な欠点であります。この問題を解決する簡単な方法として、【1】ストレーナーを使わない、【2】ストレーナーを詰まりにくい形状にする、【3】掃除する、の3点があります。3は当たり前過ぎるし、できるだけ楽な水槽を作りたい俺的にも除外。1に関しては小型の魚が吸われちゃうし、小型水槽で大きい魚飼えない、2に関しては小型水槽で大きいストレーナーは出来るだけ使いたくないっていうのがあります。もっと初期段階からちゃんと設計しないとなぁ。でもストレーナー詰まりの水漏れは何度かあるけど、それ以外が原因で水漏れたことは無いんですよ!ホントですって!
ということで加藤水槽02の課題でした。もともと気が小さいので、こんな問題点を見つける度にまだまだ販売できないなぁと思ってしまうのでありました。ちなみにこの水槽に繋がっている下の水槽も当然同じ水が流れてるんですが、
こちらはコケが全然無いです。不思議だなぁ。

↑いつもお気軽クリック頂いてるので更新がんばってます!引き続きよろしくお願いします!