2013年05月19日

水槽のフタの研究結果

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〜前回までのあらすじ〜
アクリル、PET、ポリカードネート、エンビ、ABSの5種類のプラスチックの内、どれが最も水槽のフタに向いているかを調べるため、10日間の実験を開始したのであった。

ということで結果発表です。実験の詳細は前回の記事で確認してくださいね。皆さんはどんな結果になっていると思いますか?10日間たったあとのそれらの状態はといいますと…ん!かなり差が出ています!触ってみると反っているものは明らか。網の上に置いてあったので重さでたるんだんじゃないんです。両端が反りあがって浮いちゃってるんです。そして種類による差は歴然。じゃあ早速1つ見てみましょう!

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なんと!わかりづらい!このプラスチックはかなり反っている感じなのですが、それでも全然ピンときませんね。反った部分を上に向け、奥に1mm間隔の線を引いた板を置き、真横から撮影して他のと比較しようとしたのですが、1〜2mmの反りだとほとんどパッと見変わらないんです。フォローしておくと18cmの長さの板が2mm反るって実物を見るとすごく反ってる感じなんですよ!1mmの反りでも大きい板ならそうとう反って感じるでしょう。とは言ったものの、この写真じゃ比べようが無いですよね。そこで考えました。

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こんな感じで、最も反り上がった部分から水平に線を引いて右端で比べてみましょう!幸いどの板も右端は写真に納まっていました。これで計測方法も決まったので、早速反りにくいランキング、いってみましょう。

第5位(ビリ)
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ABS樹脂
はい、先ほどから使っている写真が、最も反ってしまったプラスチック、ABS樹脂でした!この結果から考えると、一番フタにしてはいけないのはABS樹脂です!とはいっても、ABS樹脂は工作素材としてはむしろ珍しいですからあんまりフタにする人はいないですよね。もし売ってても水槽のフタにはしないほうがいいですよ。

第4位
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アクリル樹脂
ビリから2番目に入ったのはおなじみアクリル樹脂でした。ビリではなかったものの、やっぱり反ってますね。18cmでこれですから、30cmくらいの水槽に使うだけでもすぐに「たわんだ」と感じられるでしょうね。フタにはお勧めしません。

第3位
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PET樹脂
3位はPET樹脂です。まぁまぁ反ってますね。手には入りやすいからついフタに使ってみたりすることも考えられますが、やっぱり反る覚悟はいるでしょうね。どんどんいきましょう。

第2位
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ポリカーボネート
2位は、ポリカーボネートでした!この結果はもしかしたら意外に思う人もいるかもしれませんね。なんせ水槽のフタ用でポリカーボネートのフタをお勧めするケースがあるからです。確かにアクリルとかに比べると反りにくいと思いましたが、まったく反らないというわけじゃないのでしょうね。ただ、透明度はバッチリなので、透明度とのバランスで考えると確かにフタとしてはアリなのかなと思います。

第1位
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塩化ビニール
栄えある第1位は塩化ビニールでした!結果はダントツでした。反ってないんです。エンビすげぇ。俺なら水槽のフタはエンビにします。ただエンビ、唯一の弱点は透明度がちょっと低いんですよね。(追記:下にも追記しましたが、エンビは熱にも弱いです。唯一の弱点じゃなくて唯二の弱点です。)

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前回の記事に載せた画像ですが、エンビは左から2番目。中央のアクリルに比べると、やっぱりちょっと色味がありますよね。俺は気にならない範囲ですが、すごく光にこだわる人にはお勧めしないですね。

いかがでしたでしょうか?とってもニッチな内容でしたが、一部の限られた方々は楽しめたのではないでしょうか。素材によってバラつきもあるでしょうからあくまで参考程度にしてくださいね。他にも厚さや重さによる反りやすさも関係してきますからね。んーフタも奥が深い!

これが楽しめちゃった方も楽しめなかった方も、きっとアクアライフの記事はもっと楽しめますよ。なんせ写真とイラスト沢山です。加工の仕方とかはアクアライフ6月号に詳しく書きましたので是非見てくださいねー!

※追記
コメントで就活なうさんから、「エンビは熱でスルメイカみたいに反りますよ!」という情報を頂いたので、早速ヴォルテスの直下に置いて実験してみました。反りました!熱源に近いところが歪んじゃったといった感じです。熱に弱いのは間違いないようです。とはいえ熱源から遠かったりLEDでやってる水槽ではほぼ反りは見られないので、使用する環境を考えて選ぶのが無難そうです。就活なうさんの仰るとおりポリカーボネートはインターネットで調べても熱に強いと評判なので、確実に反らしたくないなら分厚いポリカーボネート、照明の熱が大したことなさそうならエンビ、と使い分けるといいかもしれません。

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posted by katoget at 22:35| Comment(13) | TrackBack(0) | 制作関連

2013年05月16日

水槽のフタの実験をしてみましょ

皆さん、今日も水槽を作ってますか?
どーも加藤水槽の加藤です。

アクアライフ6月号発売されましたねー。私の記事、読んでいただけたでしょうか。思ったより地味でしたか?まだまだ序の口ですので今後をお楽しみに。それにしても熱帯魚雑誌でパンダのイラストなんてなかなかめずらしいでしょ。あの4コマはやりすぎでしょ。まだ見てない方、ステマでなく、露骨にマーケティング、すなわちロコマします。ぜひアクアライフ6月号、見てみてー!年間購読してー!

こうは言ってますが、多くのプロや技術と知識のある方の目に触れると考えると、ビビッてしまうのも事実です。私より専門的な方はあまりに沢山いらっしゃいますから。ということで、ちゃんと調べ、実験して、せめて間違ったことを書かないように気をつけていく所存です。

そこで今回、記念すべき一回目の記事の補足としまして、水槽のフタにしたとき湿気が原因で反りやすい材料、反りにくい材料は何かをちゃんと検証してみようと思います!ぶっちゃけると文字数の都合で連載記事には結果しか載せられなかった没ネタだったりします。もうアクアライフ読んだ方は結果分かっていると思いますが、どうぞ最後までお付き合いください。

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今回エントリーするのは恐れ知らずのこいつらだ!幅3cm、長さ18cm、厚み2mmの東急ハンズに売っていた透明な兵揃いだぜ!

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そして今回こいつらがバトルするフィールドはこれだ!18cm角の水槽、その名も「テトラメダカ飼育セット」!その中に水と煮えたぎる26度設定のオートーヒーターを入れる。そしてその上にまるで焼肉でもするかのような金属製の網を敷いて、その上に挑戦者達を隙間無く並べるぞ!網を敷く理由はプラスチックが湿気で膨張して曲がる以外の要因を無くすために、自らの重みで反ることがないようにするためだ!このムレムレに蒸された水槽の上で10日間放置して、最も反らなかったものが勝者だ!さぁ、この地獄の耐久レースに挑む戦士達を紹介しよう!

エントリーNo.1 アクリル樹脂
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まず登場したのは我らが工作の友、入手のしやすさNo.1!柔軟性と強度を併せ持つアクリル樹脂だ!親戚には絵の具や繊維などもあり、エリート一族なのも忘れてはいけない。水族館の大型水槽もほとんどがアクリル樹脂だし、優勝間違いなしか!しかし、蓋としては悪い噂も聞かれるので、汚名返上して欲しいところだ。

エントリーNo.2 PET樹脂
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続いて登場したのは、最近入手のしやすさで一気に知名度を伸ばしてきたPET樹脂の登場だ!なんといってもペットボトルの材料としておなじみだろう。その強度は誰もがカバンの中で証明してきたのではないだろうか!薄くても強く、アクリル樹脂より柔軟性があるのが特徴だぞ!

エントリーNo.3 ポリカーボネート
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さぁ、ここで登場したのは抜群の強度と透明度をもつポリカーボネートだ!あまり手に入れやすい材料ではないが東急ハンズなら売っているぞ。その強度と透明度は防弾ガラスに使われていることからも実証済みだ!前情報だと水槽の蓋としても評判が良いということだが、果たしてどうだろうか!

エントリーNo.4 塩化ビニール
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満を持して登場したのはエンビこと塩化ビニールだ!今や水道周りの配管のほとんどはエンビといっても過言ではないだろう!一昔前は透明度がいまいちだったが、今では水槽の蓋に十分使えるほど透明度が高くなったぞ。確実に実力者だが、意外と透明な板は東急ハンズくらいしか売っていないのがネックだ!

エントリーNo.5 ABS樹脂
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さぁ、最後に登場したのは意外にも東急ハンズに売っていたダークホース、ABS樹脂だ!難燃性の性質にしやすいことから様々な家電や電気関連の素材として使われるABS樹脂だが、アクアリウム関係には未知数。不適に笑うその瞳の奥にはいったいどんな実力が隠されているのか!

以上5種類が、どれが一番湿気の影響を受けても反りにくいかを競います。結果を知っている人も、知らない人も是非順位を予想してみてくださいねー。結果は次回!



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posted by katoget at 01:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 制作関連

2013年05月01日

【大ニュース】連載開始のお知らせ

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5月になりました。皆様いかがお過ごしですか?今日はいつも加藤水槽をご覧頂いている皆様へ大切なご報告があります!

今月11日に発売のアクアライフ6月号から、まさかの、私の連載が始まります!

内容はアクアリウムの工作入門です。身近なアクアリウムの用品をあの手この手で作りまくり、解説しまくります!本当に誰でも作れるような超入門からマニアックなものまでどんどん作っていく予定です。イラストや写真を交えてわかりやすく、見てるだけでも楽しい記事を目指します。しかもなんと、私の描く陽気で楽しい動物や謎の生物まで記事に登場しちゃいます!

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陰気!アクアライフは明るい部屋で読みましょうね。ちょっとこのイラストのパンダは陰気のようですが、とっても愉快で楽しい仲間達のはずです。その挙動を是非アクアライフの6月号で確認してみてくださいね。

そして本日、連載記念の大サービスで、まず最初に作っていくものを、秘密の大公開!

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モザイクが邪魔?薄目で、薄目で見てくださいね。詳しくは11日に発売のアクアライフ6月号にて!

突然でしたが嘘のようで本当の話です。今後ともアクアライフ、加藤水槽共々どうぞよろしくおねがいします!



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posted by katoget at 23:10| Comment(14) | TrackBack(0) | その他