2012年03月11日

3月11日のこと

3月11日です。
あっという間の1年でした。今もまだほとんど復興できていないところも多いと思います。が、それでも本当に多くの人が復興に向けて協力して、確実に前に進んでいるのだと思います。
被害を受けた多くの方にとってこの1年は、私なんかには理解できないほど大変だったと思います。多くの亡くなられた方々には心よりご冥福をお祈りします。

大きな被害のなかった私の住む地域はすっかり以前と同じ風景です。ですが、1年前は停電や品不足で本当に緊急事態という緊張感がありました。あのとんでもない緊張感はできることなら2度と体験しない方が幸せですが、忘れてはいけないことだと思います。

そこでちょうど1年前の出来事を書いた別のブログから転載します。当時の緊急事態っぷりが良く出ていると感じるんで、よければ読んでみてくださいね。

『〜前略

自分は11日はたまたま学校の業務が早く終わり、たまたま部活動も無かったので、
お昼過ぎには地元に帰って来れました。
地震が起きたとき、私は近所のホームセンターの2階で、撮影用の照明を探していました。
吟味するのはとても楽しく、ふわふわと浮いた気分で、自分の制作ことだけを考えていました。

そのとき、ゆらゆらとゆれるのを感じました。
地震だと気付いて、しばらく様子を見ました。
商品がゆれています。
自分は阪神大震災以降、地震はやはり恐怖心がありました。
ただ、すぐに大揺れしなかったので、最初の数秒間は、そこまで大きな地震では無いのかなと判断しました。
しかし揺れは長い。
ずっと震度3くらいの揺れが続いていました。
長いといっても10秒くらいだったのかもしれません。
ちょっとやばいかもなと感じ、買い物気分をやめ、ゆっくり出口に向かいました。
まだ揺れています。
そして揺れ強くなります
お客が少なかったお店にも動揺の声が聞こえました。
その瞬間、お店の電気が消えました。
これはヤバイと察知します。
ただ、パニックになって走ってしまうのは良くないだろうと判断し、普通に歩きます。
しかし、揺れています。
ここらへんは震度5強だか5弱だったかでしたが、
2階だったこともあってか、とても揺れたように感じました。
お店の中はきしむ音がしました。
出口近くなり、まだ揺れていました。
出口が見えた後は我慢できなくなり、つい駆け出して外へ出ました。
外へ出ても揺れています。
自分は地面に座り込んで、揺れが納まるのを待ちました。

揺れが納まったので、すぐ帰宅を試みました。
幸い自転車だったので、すぐ帰路につけたのですが、
街中の信号は全て止まっていました。
「これは大変なことが起こっている」とその時はさすがに感じました。
家には小さな水槽が5個もあるのです。
地震で割れているかもしれないことを覚悟しました。
停電も水槽にとっては大問題でした。
一目散で帰宅しました。

幸い水槽はどれ1つとして大きな被害はありませんでした。
水の量が少ないのと、蓋をちゃんとしていたのと、しっかりとしたところに載っていたのが良かったのだと思います。
部屋の小物はいくつか落ちていましたが、心からホッとしました。
ただ、電気が止まっています。
水量が数リットルしかないうちの水槽にとって、長時間の停電は死を意味しました。
寒さによる水温の低下と酸欠の恐怖です。

対策として全ての水槽を家にあるシーツやタオルを使いぐるぐるに巻きました。
そして、1時間に1回以上、チューブを使い口から息を送りました。
5台の水槽全てにこれを続けるのはとてもきつく、頭がくらくらしました。
そして特に水温にナイーブなサンゴの水槽には、蒸しタオルを蓋に載せ、気休めの加温をしました。
真っ暗になっても電気は戻りません。
幸いラジオがあったので、情報は手に入りました。
凄まじい震災で、震源付近は壊滅状態ということがわかりました。
震源からずっと遠いのになぜか我が家も決死の救助活動が深夜まで続けられました。
深夜2時を過ぎました。
電気は依然戻りません。
私の体力は限界が近づいてました。
もう、これ以上起きてブクブクできない…
諦めざるをえませんでした。
少しでも仮眠をとって、早朝から続きをするしかないと思いました。
もしくは寝ている間に電気が復活することを祈りました。

仮眠をしていて、ハッと目が覚めました。
電気がついていました。
朝4時ごろ、電気が回復したようで、ほぼ同時に目が覚めたようでした。
全ての水槽を確認しました。
やはり、被害はありましたが、20匹以上生き物を飼育している内の小魚2匹が死んだだけだったのは不幸中の幸いだったのだと思います。

後略〜』


2度とゴメンの、本当に凄まじい日でした。


posted by katoget at 02:47| Comment(0) | その他

2012年03月01日

新作です!

IMGP5824.jpg

本年度の新作1本目です!
今回は加藤水槽の原理を生かし、極限までシンプルにしたらどうなるだろうかというのをテーマに作っています。普段は既成の水槽用品を使えるのを特徴にしていましたが、今回はコンパクトにするためにほぼ全ての器具を創作しました。といっても温度調整ユニットはまだ製作中なので、今回は先に完成した本体部分だけです。これだけでも金魚やめだかなら飼えるんですよ!原動力はエアポンプです。底面ろ過をエアポンプで循環させる原理ですが、水槽内に泡は出ないのですっきりです。詳しい説明は周辺機器が完成したらそのときにします。

IMGP5862.jpg

これは保護カバーと照明をつけたところです。金魚鉢横のアクリルパイプを遮光、保温するカバーです。透明部材は光があると必ずコケますので遮光は大事です。

02.jpg

これが保護カバーのアップです。チーク材で作ってあります。プリントや突き板を貼ってるわけではないんです。

名称未設定-1.jpg

これが上に載る照明です。高演色LEDで2Wです。上に載っているのは銅のヒートシンクになっていて、チークの色とよくあいます。もちろん無垢のチークをくりぬいて作っています。

言い忘れましたが、金魚鉢の台部分も無垢のチーク材でできています。配管を通すために裏はくり抜いてあり、熱交換用に薄いチタンでできているところもありますが、それはまた次の機会に!


posted by katoget at 22:14| Comment(0) | 水槽