2021年06月06日

エアリフト式加藤水槽type2!これもデータ無料配布中!

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エアリフト式の加藤水槽方式の水槽ですが、前回配布したものはサンプの背が高く、また結構エアーの流量が必要だったので、別バージョンを作成しました。こちらも永遠に無料で配布します!
(個人で楽しんでくださいね。作って売ったりしないでね。)

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配管&ろ過槽のデータ

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@吐出口のデータ
A底面ストレーナーのデータ
Bろ過槽用フタのデータ

部品の使い方とか、動作しているところは動画を見てくださいね。



構造を簡単に説明します。

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これが水槽の配管&ろ過槽部分です。

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この赤いところがエアーの通るところです。前回の加藤水槽type1は、エアーをサンプ内に出すことで、水槽内をスッキリさせましたが、今回のは水槽内の吐出口からエアーが出るので稼働してるかの確認もしやすく、サンプの背も低くすることができました。あとエアーストーンもいらないし、付属部品も少なくできてます。
ぜひ前回のと比較してみてくださいね。

もちろん前回同様10Wヒーターが使えます。水槽は相変わらずグラステリアFit100CUBEをくっつけて使ってくださいね。前回のと今回のでは特徴がちがうので、お好みに合わせて作れる方は作っちゃってください!

水槽のくっつけ方、防水処理、そのほか難しいことはコチラコチラの記事でご確認ください!




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posted by katoget at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 3Dプリンター

2021年05月05日

エアリフト式加藤水槽の作り方編:後編

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今回は前回のエアリフト式加藤水槽の作り方編、後編です。

前回の記事で3Dプリンターで印刷するところまで書きました。印刷自体が失敗することも結構あると思いますので、そのときはペン立てにでも使ってください。

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今回は以下の2、3になります。

1、3Dプリンターでデータを出力する。
2、防水処理をする。
3、ガラス水槽を出力したモデルに接着する。

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【エアリフト式加藤水槽作り方】

2、防水処理をする。

FDM方式で作った容器はフィラメントを積み重ねて作るんですが、どこかしらミクロの隙間があるようなので基本的に水を貯めることができないんです。じわじわ水漏れします。特殊な印刷設定ができれば別かもしれませんが…ですので防水処理が必須になります。そしてこの工程が、いろいろな意味でとにかく一番ハードルが高いです!十分に気を付けて行ってください。

※ジクロロメタン(塩化メチレン)を使用します。環境負荷とヒトへの毒性がありますので、必ず正しい使用方法と廃液の管理、また作業時の換気を徹底してください。

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まずはガラスに出力したモデルをジクロロメタンでくっつけます。このガラスは作業時の持ち手になりますので、部分的に軽くモデルにくっついているだけでOKです。ガラスはジクロロメタンで溶けないので、ガラスの上にジクロロメタンの水たまりを作って、その上にモデルを押さえつける感じがおすすめ。

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ジクロロメタンをポリプロピレンのタッパーになみなみと注ぐ。必ず換気の良い場所(屋外とか)で作業してください!

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ガラスをもって、そのままモデルをジクロロメタンにどぶ漬け!一瞬でOKです。

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一瞬でジクロロメタンから引き揚げたら、直後エアチューブをモデルのエアチューブ接続部に繋げ、エアポンプからエアーを送って配管内部にたまったジクロロメタンを吐き出させます。この工程をやらないと、配管内部がジクロロメタンで溶けて詰まり、後でエアリフトできなくて台無しになります。
ジクロロメタンの排出が終わったら、速やかにエアチューブをモデルから外してください。チューブとモデルがくっついちゃいます。

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その後、10分ほどで表面が固まったらカッターナイフや薄い金属ヘラなどでガラスとモデルを引っぺがしてください。

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フィラメントの跡が無くなり、表面が滑らかになっています。これで防水加工完了。


3、ガラス水槽を出力したモデルに接着する。

防水加工したモデルとガラス水槽をシリコンでくっつけて完成です!ここまでくればあと少し!

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まず、準備として0.1mmの薄いステンレス板を20mmくらいの幅で切って用意しておいてください。ガラス水槽の解体にめちゃくちゃ役立ちます。

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使用するのはグラステリアフィット100CUBEです。底のガラスだけを抜きとります。

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先ほど用意した薄い金属板を水槽を接続してあるシリコン部分に差し込みます。※薄い金属板で手を切るので、必ず手袋をして作業してください!

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パカっと簡単に外せます。

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本体に残ったシリコンはカッターナイフの刃でこそぎ取ると綺麗になります。

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出力したモデルに写真のようにマスキングをしてください。

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プラスチック系とシリコンコーキング材は基本的にあまり相性が良くないので、モデルのシリコンを塗るところに接着性を高めるプライマーを塗っておいてください。今回はセメダインのシリコーンシーラントプライマーD3を使用しています。

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プライマーを塗った個所にシリコンシーリング材を塗布し、上に底を切り抜いたガラス水槽を押いてください。重しを乗せると形のゆがみもなくまります。シリコーンは私は信越シリコンのKE45を使用しています。でも200円くらいの普通のシーリング材でも全然OKです。防カビ剤は入ってないやつにしましょう。

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シリコンが固まったらマスキングテープを剥がし、はみ出したシリコンをカッターナイフの刃で切り取って完成!

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防水加工が難しいのが、今回のモデルの最大の課題です。3DプリンターでABSで出力できればジクロロメタンじゃなくアセトンでどぶ漬けできるので、だいぶ敷居が下がるんですが、ABSは出力自体が難しい… となかなか課題が多いので、より良い方法がありましたらぜひ私に教えていただければと思います。

ということで、皆様、創意工夫で3Dプリンターでの自作アクアリウム、挑戦してみてください!

ちなみに加藤は先月光造形方式の3Dプリンターも買ってしまいました…
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posted by katoget at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 3Dプリンター

2021年04月24日

エアリフト式加藤水槽の作り方編:前編

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さて今回は、前回のエアリフト式加藤水槽の作り方編、前編です。

前回の記事で無料で3Dデータの配布し、誰でも作れます!みたいな雰囲気のことを前回書いちゃいましたが、結論から申しますと、エアリフト式加藤水槽、ちゃんと作るのはかなり難しい!です。気軽に作れるのかなー、と期待した人、ごめんなさい。でもちゃんと作り方を守ればちゃんと作れます!3Dプリンターを持ってない人には意味が分からない内容も多いと思いますが、興味ある方はぜひ参考にしていただき、頑張って作ってみてください。

完成までの手順は以下になります。

1、3Dプリンターでデータを出力する。
2、防水処理をする。
3、ガラス水槽を出力したモデルに接着する。

前編では1のみ、後編で2と3を説明していきます。

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【エアリフト式加藤水槽作り方】

1、3Dプリンターでデータを出力する。

データを3Dプリンターで出力します。データはFDM方式用に作っています。こだわったところは『サポートが無しで印刷できる』ところです。ラフトはあったほうがいいです。

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我が家の3DプリンターはAdventurer3Xです。ちゃんと出力できるようになるまで、すごく試行錯誤しました。ちょっとコツを書きます。

【コツ その1】PETGで出力する。

FDM方式で主流な原料は生分解性プラスチックのPLAが主流ですが、生分解してしまうとアクアリウムでは使いにくいし、ましてや水を入れて使う容器にはさすがに採用できません。その次に主流なのはABSですが、これは実際のアクアリウム用品でも多く採用しているとっても相性が良い原料ですが…とにかく大きいものをプリントするのが難しいです!

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何回も失敗しながらも、一度ABSでもそれっぽく印刷できたことがあるんですが…

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積層してるところがはがれちゃってます。あまりにもうまくいかないのでABSは断念。

そこでPETGの出番です。が、これまた一筋縄ではいきません。

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まず適当に印刷したら、一部がはがれて変形してしまいました。PETGはあんまり保温とかいらないとされていますが、寒い季節や、大きいものを出力するときは、絶対に保温したほうがいいです。

【コツ その2】しっかり保温し、温度の高い環境で印刷する。

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Adventurer3Xの内側に保温シートをペタペタ貼りました。

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中が見えなくなってしまいました… せっかくのかっこいいAdventurer3Xが台無し。

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さらに追い打ちで外側も保温シートを貼ってしまいました。基板側は怖いので、モデル側だけ貼ってます。もう、カッコよさ0点です。

ここまでしてやっと綺麗に印刷できました!

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でもモデル内にクモの糸のような糸引きがたくさん出ちゃっています。これくらいは仕方ないです。取り除きましょう。

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やすり、カッターナイフで切ったり削ったり…

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スッキリ!

あとは他の部品を印刷してください。部品は下のキャプチャみたいにすれば全部まとめて、サポート無しで印刷できます。

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ここまで出来たら次の工程です。次の工程がマジで難易度高い防水なんですが、それは次回のお話です。

最後に私のPETG印刷するときのスライサーの設定を下に掲載しておきますね。これが絶対ではないので、参考程度にして、いろいろやってみてくださいね。

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